2009年9月30日水曜日

上の道 参考作品

タクミ氏のエントリーから抜粋
集合住宅の交通(廊下、エレベーター、階段)に注目してるみたいで、この交通の部分をもっと良くする(道みたいにする)がコンセプト。
下の一般の道のほかにもっと上のレベルに「上の道」っていう交通を作ってた。

このアイデアに関しては、結構いろいろな建築家とかがプロポーザルをだしてる感じなので、
自分が知っている範囲で、有名なものもふくめて投稿してみますね。的外れ的なものも、一応参考でいれます。


① STEVEN HOLL - linked hybrid (beijing, china, 2009)


プログラム:集合住宅(750戸)・公共緑地、商業施設、ホテル、映画館、幼稚園、学校、地下駐車場
大きさ:220,000㎡
http://www.stevenholl.com/project-detail.php?id=58


② JAMES WINES and SITE - high rise of homes (1981)



③ YONA FRIEDMAN - spatial city (1960)


④ AA SCHOOLの学生の作品 (2008) - 商業地域における提案





⑤ 早稲田大学の学生の作品 (2008) - 杭のある卒業設計

------------------------

こうしてみると、③のヨナ・フリードマンの空中都市が50年前、②の案が30年前なのにたいして、具体化してる①と④っていう構図かな?⑤は近未来という設定ですね。

「上」の有効性、あるいは必要性が生じているのでしょう。

3 件のコメント:

  1. 写真見たことないのばっかでありがたし

    ②はエレベーターシャフトが共通ってこと?
    ドローイングがすてき

    ①とか④になってくると
    「道」っていうにはおさまりきらないような
    空間になってるきがします

    2つの地点を移動する過程にもなんかの
    価値をくっつけようとしてるのかな  トモヨ

    返信削除
  2. STEVEN HOLLとAAはすごいなぁ。
    「上の道」の解答として、①と④はかなりうまいって感じ。

    ただ②で表現されてるみたいに、一つ一つの住戸に別の人間が住んでいる感じ(価値観が層になって重なってるみたいな感じ)にすごく惹かれる。
    それは①にも④にも表れてないとこだと思った。

    返信削除
  3. コメントありがとう


    ともよ殿

    ②に関して
    エレベーターシャフトが共通だね。
    真ん中はヴォイドになってるぽくて、
    ど真ん中に細い通路みたいのあるぱ

    五十嵐淳の豊田市逢妻交流館は
    住宅じゃないけど、スラブ何層か重ねて
    スラブの上に性格異なる空間・領域を定義してる
    http://jun-igarashi.web.infoseek.co.jp/works/021toyotacity_aiduma.html
    そういう意味では②と似てるよね。
    それを現代的なプログラムに上手く適用しているとおもう。


    ただ、②は非合理的だとおもうし、僕は無理があると思う。上下スラブに挟まれてる家が屋根を持つ必要はないだろうし。

    ドローイングは素敵だよね!


    ①と④に関して
    道を越えたね!

    2つの地点を移動する過程にもなんかの
    価値をくっつけようとしてるのかな

    同意見です。
    それは様々なレベルでいえるとおもいます。

     ー都市レベル
     (例:駅と住宅密集地域を結ぶ商店街)
     ーいくつかの建造物間レベル
     (例:①や④の案のように)
     ー1つの建築空間内レベル
     (例:ゴシック建築とかの身廊・翼廊)

    深いな。笑




    たくみ殿

    上手いよね。
    きちんと設計されてる。

    ②に関しては、ともよちゃんのコメント返信で、「②は非合理的だとおもうし、僕は無理があると思う。上下スラブに挟まれてる家が屋根を持つ必要はないだろうし」って言ったけど、「価値観が層になって重なってるみたいな感じ」には僕も同意見です。

    ②を抽象化していった先にシーグラムがあるのか、ないのか。ちょっと頭が整理つかないんだけど、そういう考え方に興味があったりします。glass skyscraperのドローイングと②のドローイングは正反対のイメージだけど、どうリンクしてるのかが興味ある。

    返信削除